Arktorous & Company 2

勧善懲悪

2さん

 他の科目に時間をかけすぎたとかで、苦手科目の冬休み課題をこなしきれずに丸写ししてしまい、何1つ頭を使えなかったっていうんで、見事20点台だった2さん。まぁ、うちの教室での個別指導中とかでも、

 

①今日は昨日より暖かい。

 Today is ___ than yesterday. (warm)

 

 という、週2指導の、手取り足取り指導回に遭遇した日本文付き語形変化穴埋め問題で、平然と漢字で「暖かい」と書き込んじゃうような間違いを、類題解説&真似解かせの直後なのに1問5分はかけた上で、2問に1問のペースやっちゃうようなボケボケちゃんなんだけども、何がいけないって、冬休み前だったかに、「海馬ちゃん働いてないけど、私はプライド高いし、負けん気強いよ」だったかなんだか、それ以前のいつだったかの僕との会話の反芻フィードバックらしき、トニモカクニモそういう趣旨の可愛げのあるようなないような迷言をのたまってくれといてのこのスコアだもんで笑えない。

 

 

 疲れた喉乾いた腹減ったと甘えを見せたり、問題の意味が分からずで迷子になったりする度に軌道修正のヒントを提供してあげられる定期テストでは、テストの範囲が強烈に狭いことも大きくて、そこそこの成績とってきてくれるんだけども。

 

 

 まあそんな訳で、僕が関与しなかった課題テストは結果が散々で、少なくとも教室内では誰がどう見ても僕に頭が上がらないはずなんだけど、掃除するのは僕と、生徒の誰もが知ってるような英語室の机の上やら、遅刻連絡のメールやらに、「SHINE」とか、(「死ね」を連想させるつもりで)一言書き残しておいて、どういうつもりか尋ねてないのに、わざわざ「『輝いて!』って意味だから」とか言い訳聞かせてくれたり、首が刎ねられてる笑顔のテルテル坊主のイラストに「遺書書いて」って要らん台詞を書き添えてホワイトボードに残してくれたりするような、悪知恵機能だけは標準レベルで搭載してるタイプの陰湿キャラへの成長著しい2さん。こういうとき、例えば「輝けって、何が輝く訳?」とか尋ねてあげると、笑って誤魔化す笑い上戸ちゃんでもあって、基本悪人じゃない風なんだけども、僕の心を落ち着かせないため、無力感に苛まれさせるためらしき要らん事を、確信犯的意図をもってやり続けてくれちゃってる、つまりは、目下、僕に対する周辺世間によるスローキル行為の尖兵となってくれてるのが実態。

 

 

    要するに、自分より出来る存在に無力感を植え付けて自滅させるタイプの詭道こそが、至高の知性と信じ込んで疑えない、スタート地点から間違ってる残念デキナイ子ちゃんになりつつある感じなんだけども、そんな中でも、昨日は、「もう二度としない!」とか、「先生、リバウンドした?いけんよ~!」とか、反省するような、気遣うようなことをなんの脈絡もなく言ってたんで、ちょっとはマシな子になるのかと思ったら、今日はまたまた「先生~!そういえば遺書書いて!」とか、「くぁwせd…デス!”#$%&’…デス!」とか、相変わらず遠回しに「死」を連想させようとしてくれちゃってるセコい工夫と、「遅刻しないって意味だから~」なんてテキトー無理筋な言い訳との、セットメニュー展開を再開してくれちゃった。

 

 

 

で…

 

 

 ここまでは全部前置きで、必要な知識は定着に時間がかかるのに、本能的に本人の人格にマッチするものであるらしい、ある種のダーウィニズム的思想に染まっちゃってる2さんの在り方自体には、僕的にはあまり罰すべき罪はなく、まぁ、単純にどう転んでもアホだから仕方がないって話なんだけども、2さんからならそこそこの恩人と呼んでもらってもいいくらいに2さんの学校生活に貢献してる僕が、何故2さんからそういう扱いを受けるのかについて、2さんら、僕をスローキルするための”未必の故意”スキルを連発(「こうちゃ」とか、会話の隙の沈黙を狙ったように、意味ありげに言ってくれてみたり)してる直近世間の面々が、自分らの良心の咎めを抑え込むために脳内で展開している、とある単純な辻褄合わせ話の裏に存在する大元の真実はこんなにセコくてアホらしいよ、その内容を、いつでも時限公開できる状態に書き上げてあるよって予告編。な、この投稿。