家系図の欠けた部分を補う作業のため、
祖母の旧姓ををネットで検索していて、
中国地方某市内の神社の宮司さんがヒットしたのが数年前。
祖母の祖母がその某市出身ということもあり、
日帰りながら旅行を兼ねて、親子三代+おばの4人でその神社を訪れてみた。
車を停めて境内に降り立ち、
社殿などを撮影しながら、解説看板などを読んでいると、
折よく宮司さんらしき装束の男性が窓口に立たれたので、
「おかしなことをお尋ねしますが、こちらの宮司さんは○○さんと仰るんですよね?」
などと切り出して、当方の先祖の話を簡単に伝え、
「どういう経緯で宮司になられたんですか?」と尋ねてみた。
彼は当代の宮司さんの息子さんで、
当代が5代目に当たることや、士分だった一族が宮司に任官した経緯、
遡って江戸時代の動向についてまで教えてくださった。
結果、藩は違えど同じ程度の待遇だった士族を先祖にもつ者同士で、
大政奉還以降の動向についても、互いの一族にちょっとした共通点が存在することが判明し、
先方からも、「間違いなく同じ系統の○○さんでいらっしゃいますね。」
との言葉をいただく結果となった。
次回の調査旅行では、その宮司さんの一族が江戸時代を過ごした土地を訪ねようかと思う次第。