Arktorous & Company 2

勧善懲悪

2さん・3さん

昼下がり

 

 2さんの育ての父親の市内勤務先のホームページ。午前3時頃には、うちの仕事場のPCからも、スマホからも全く接続できなくて、検索サイトのキャッシュしか見れなかったのに、今日は普通に機能してる。丸一年程度にわたって更新されてないみたいだけども。プロバイダがブロックされてたのか、サーバメンテナンスとかだったのか、なんなんやろ。

 

 

 

    Kくん。二元一次連立方程式で、式のひとつがx+y=1とかの、係数なしに設定してあるのが解けない。ふたつの式を、式同士の引き算や足し算で処理(ひっ算)して、xかyかどちらかが消えた方程式を取り出すとこまでできるのに。そこで何していいかわからなくなるという、初めて見るタイプ。「2つの式しかヒントのなかった世界が、3つの式の世界になったってこと、これでまだ解答が終われてないってことは、最新のx=?って3つ目をどうにか役立てるしかないよね?」という趣旨を噛み砕いて言葉減らして伝えてみたり、何度も解いて見せてパターン学習させようとしてみたりするけど、どうも1次方程式の教科書1ページ目的なやつでも相当思考力を消費するらしく、2時間かけて10問くらい練習したけど、今日だけではできるようにならなかった。

 

 

   2さんのお友達の3さん。 進路相談。某タレントのことを思って「会いたい~♪東京~♪」とか言ってため息つきながら、机の下の足の方は、爪先で、向かい合わせに座った僕の足をツンツンしたり、軽くキックしたり、「壁だと思ったのに!」とか言って僕の顔色を伺いながら、向い合わせの位置に座って添削中の僕のスネに足をくっつけてみたり、どこかで読んだ恋愛テクニックの実験台に使われてるんだろうねって気分にさせてくれる。向かい合わせに座った僕の足をツンツンしたりする子には、四十路半ばになるほどナガイキシテキテルのが手伝って、僕自身が中学生だった頃から数えれば、プライベート含めて、全く無意識でやってるらしい意味不明スーパーガードタイプやむっつりタイプ、本能的甘えっ子タイプ、そして勿論、偶然事故タイプA&B、ときにはなんと小さな男の子も含め、両手両足でも全く数えきれないほど遭遇してきたけど(こんなおっさんになってまでそういう"実験台"にしてくれる子が周囲に存在し続けるとは思わんかったけど。そんなにノーガード・無害に見えるんかなぁ?もうホントおっさんやし、3さんがそろそろ人生最後かな?)、その中でも、慣れっこで特に反応もしない僕に向けて、会話中に、偶然じゃないですよアピールをぶっ込んでくる3さんのようなタイプは、まあまあのレアケースで、決まって色々ぶっちゃけて喋れるキャラなので面白い。

 

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     まぁそれは置いといて、しかし!そんなこんなの相談中にも、3さん、「SHINE」ってメラミン塗装の指導机の上にきれいな字で落書きして見せながら、「これシャインだから!2さんが書く『SHINE』も、『輝く』って意味で、要はお星さまになったってことで、これは、2さんはもう死んでるって意味!」とか、最近の2さんがしつこく、教室に「SHINE」って落書き残したりする一連のやり口について、幼稚園児並みの意味不明な理屈で語り始めちゃってくれる。子供ってのは、なんとも危ういねぇっていう、プチぶっちゃけ。コロボックル。マリモッコリ。北海道産カマンベールチーズ。