Arktorous & Company 2

勧善懲悪

行動嗜癖

YouTubeで得た知見

 

【悪い習慣】行動嗜癖とは【良い習慣】

 

 日常の「習慣的行動」のせいで、一日の作業量の4割強は、生活内のその場その場のトリガー刺激(きっかけ)と連動して「自動化」・「無意識化」されてしまっている。

 

 それら自動化された「習慣的行動」の内でも病的な「悪い習慣」、「病的な行動嗜癖」というのは、脳の「コントロール喪失状態」といえる。

 

 脳内の認知の回路と行動の回路とは異なる場所にあるので、「習慣」は、意思や自制心の干渉を受けにくい。

 

 「習慣」とは、意思や自制心の影響外にある、「脳の自動システム」と言い換えられる。

 

 習慣内の一連の行動ブロセスは、特定のきっかけ刺激(トリガー)に対して自動的・無意識的に発動する。

 

 また、そもそもの習慣の形成時に、大脳基底核において、行動手順が「一括化」されているので、特定の刺激をきっかけに一度起動すると中断もできず、自動的・無意識的に始まるだけに留まらず、一括化プロセスの終了までノンストップで完遂されてしまう。

 

 特定の刺激に注意が向くようにできている、「注意バイアス」という脳の癖もあるので、きっかけの刺激であるトリガーから気をそらせることも簡単にはできない。(例:他人のスマホの通知音や振動)

 

 習慣がそのような自動的かつ不変強固なものでないと、生活内の場面場面でいちいち行動判断が必要となり、普通の日常生活も立ち行かなくなる。この意味で、「習慣」の自動性・一括性にはメリットがある。

 

 ゲーム、暴飲暴食などの「悪い習慣」は楽しさがすぐに手に入る「即時型報酬」、ダイエットや読書などの「良い習慣」は楽しさの獲得まで時間のかかる「遅延型報酬」であるため、「悪い習慣」の方が回転率が高く、より形成されやすく、定着しやすく、自動化もされやすく、また回転率の低い「良い習慣」による上書き消去は困難ということになる。

 

 一度「即時報酬」を得られた行動、つまりはすぐに楽しいと感じられる行動は簡単に嗜癖化し、さらにもっと即時的に同様の報酬を得られないか探し回る「探索行動」への依存にも繋がる。

 

 結果、「ストレス」や、集中力を阻害する「誘惑」に弱い特性のある、脳の行動抑制機能の途轍もない脆さも相まって、「悪い習慣行動」からは簡単には抜け出せない。

 

 そこで、「悪い習慣」への依存症を克服するためには、まずは、それらの「悪い習慣」・「悪い行動嗜癖」を悪いものだとはっきりと認識する明解な「気付き」が必要となる。

 

 「習慣」を明解にリストアップし、有益か有害かで分類し、有害な習慣については、発動の度に五百円玉貯金を実施するというような自分ルールを強化する。(但し自分を罰してはいけない)

 

 さらには仲間と協力する等して、自身の習慣行動のモニタリングと記録を実行、また、それらを通し、「トリガーを無視し、習慣を発動させない生活」を持続させることが必要。「一人で抱え込まないこと」、「やめ続けること」が重要。

 

 なお、たとえ「悪い習慣」を「良い習慣」で置き換えられたとしても、それは脳が「悪い習慣」を忘れ去ってしまったことを意味しないので注意が必要。

 

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以上、YouTube某所からのほぼほぼ受け売り。

 

脳の依存症「行動嗜癖」とは?

byずんだの本質【人間の不思議系ゆっくり解説】

https://youtu.be/pH9SmXRKwVk?si=QHYpvEl4-qsk5kZf